作業工程 1
受注作業4
割付見本
最近の印刷物は、見た目を重視した傾向にあります。この様な時代に合わせて、アート・ディレクターやデザイナーなどに依頼する方も多くなってきました。あとは、任せておけばいいのです。ただ、大きな出版物でお金も出せるようならいいですが、そうではない場合は自分でしなくてはいけません。
そこで下記を読んでおいて下さい。
どこに題字を置くか、どこに文章を置くか、写真はどのような大きさ(拡大・縮小の%)にするのか、罫線の種類・カットの配置などを書き込みます。
題字…位置・大きさ・書体・文字間隔・色などを どのようにするかを書き込んで下さい。指定文字があり、その文字を持っている場合には、封筒などに入れ汚れや折り目が付かないようにしてお貸し下さい。
文章…位置を基本的に決めて下さい。文章自体は、文字原稿になるのが普通ですので、そちらの原稿に細かな指示を付け加えると台割がすっきりします。カット・写真・表などが入る時は、そのスペース分の文字をどこへ持っていくかも重要になっていきます。
写真・表・カット等…位置・説明文などのスペースを決めて下さい。あまり小さいと、はっきりした印象が与えられず意味をなさなくなりますので注意して下さい。カットなどで印刷所に任せる場合には、どのようなイメージにしたいかを書き加えるといいでしょう。表などを作成の段階から依頼する時も細かな指示があれば記入しておいて下さい。
…題字の周りを囲む飾り罫や文章間を仕切る罫線などです。忘れがちですが見やすさがかなり変わります。

前回見本
印刷を発注する上で、製品が出来上がるまで印刷所に毎日通うのは不可能です。その為に、各種原稿や見本台割を用意し営業担当者とよく話し合います。しかし、各工程(製版・印刷・製本等)を進むうちに必ずと言っていいほど疑問点(文字や写真のバランス・書体・印刷色・仕上がりのズレ…等)が出てきます。これらの問題が発生した時作業が一時的にストップする事があります。急いで仕上がり(製品)が欲しい時この時間は、とても大きい時間です。その時、"前回見本"があると、各工程で作業する担当者が前回のスタイルにそって進めていきます。つまり、作業をスムーズに進める為に重要な物なのです。前回見本がない場合でも、もし似たイメージのものを持っている時は、原稿と一緒にお渡し下さい。
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