校正
初校

 原稿を渡して最初に戻ってくる校正です。ページ数が多ければ多いほど校正にも時間がかかります。ここで見落としたりすると、次回からの校正でも見落としてしまう可能性が高くなるので注意して下さい。また、校正をする時は二人以上で見た方がいいです。氏名や数字、地名など一人でやっていると疑問に思っても判断がつかない事が出てきます。こういう事態が生じた場合に一人でやっていると、あとで調べようと思いつつ忘れてしまうケースが出てくるのです。さらに一人でおこなうと単純な思い込みのミス、見逃しなども出てくるので気をつけましょう。

直し

 校正に直しが入っている部分を修正していきます。したがってどのような変更なのか、どのようにしたいのかを校正の受け渡し時に十分説明して下さい。
 特に、初校の戻りの時は営業担当者と校正担当者が直接会うようにしたほうが良いです。
 原稿はその都度印刷所に一緒にお渡し下さい。納品時に一緒にお返しします。(最終的にチェックする時、直す時に原稿が必要な時があります)

再校・三校・・・

 すでに、二回目の校正ですので全てをチェックしないで、初校で直しを入れた所だけを見る場合が多いです。ただし、校正が進むうちに表現方法・ページの組換えなどが生じた場合、全ページのチェックを再度行って下さい。この時、修正があまりに多く複数のページに及ぶと納期の延長を視野に入れなくてはいけませんし、文字の再打ち込みが生じてしまった時には、製版料金が追加されることも多いですので営業担当者と相談の上で行って下さい。

校正

 校正(ゲラともいう)とは、校正刷りを原稿と比べ(読み合わせ)誤りをなおすことを言います。 校正には、大きく分けると2種類あります。"文字校正"と"色校正"です。 通常、文字校正の事を指します。色校正が必要な時は、その旨を伝えた方がいいです。
 この校正作業が以外に時間がかかります。原稿どうりになっているか(書体・レイアウトはどうか)。直しや変更など編集担当者にとって最終的な判断がとわれるのです。初校(印刷所から最初に来る校正)を受け取り、直しを入れます(通常、赤や青色等目立つ色ででチェックします)。再度校正を見たい時は、再校(二度目の校正の事)が必要の旨を伝えて下さい。大きな変更が再度出た時は、三校・四校・五校・・・となります。通常三校以上になることは滅多にない為、校正が必要以上に多くなると校正料金を頂くことがあります。(校正部数も何部必要かを伝えた方がいいです)
 そして、校正する箇所がなくなったページは、校了となります。校正担当者の名前と日付を入れて置くといいでしょう。校了後にミスが見つかった場合、校正担当者の責任となります。
 また、構成箇所が若干残っているが納期との日程の都合により印刷所側に依頼し校正をおこなう場合は、責了と言います

校正のポイント

1.レイアウト通りか
2.文字の大きさ、書体
3.字詰め、行間、文章の欠落
4.タイトル
5.写真・図・表のチェック
6.ノンブル(ページ組)
7.罫線
8.汚れ
9.指定色か
10.写真位置・トリミング・色露出度(コントラスト)
11.文字欠け・版ズレ、全体のバランス等をみます。

さらに校正した時、校正担当者の名前と日付を入れて置くといいでしょう。校了後にミスが見つかった場合、校正担当者が分からないとどのようにミスが発生したのかも分からなくなります。

注  意 間違いやすい文字
ウ・ワ  エ・ユ・コ  ツ・シ  う・ら  へ・ヘ  り・リ  め・ね・ぬ   チ・千   ロ・口   タ・夕   カ・力  1・I・l   5・S   13・B   0・O・・・・・等

上記の事を踏まえたうえてで校正に採りかかってください。

 校正記号は、表示上見難くくなった為カットしました。正確に大きくはっきりした色で書く事が一番大切です。あとは、渡す時に言葉で伝えれば、大きなミスが出る事はなくなるでしょう。





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